安全への取り組み
私達アジアでは、作業ごとの危険性に合わせた安全対策を行っています。

各作業員の分担、作業方法の指示、打ち合わせを行う。
現場状況の把握不十分による事故は決して少なくありません。
アジアでは、作業員の周知不足を未然に防ぐために全員参加でのKY(危険予知)活動を行います。
- 壁つなぎ、タッチアップのタイミング、方法等
- 親綱の使用範囲に対しての長さの確認
この際、有資格者の確認や作業員の体調確認も行います。

作業(組立)に入る前には、工具類の点検を行う。
足場の一番の危険性は落下事故です。
作業員の不注意によるミスはもちろんの事、工具の不備による落下事故防止のために念入りに点検を行います。
足場計画に基づき足場の使用部材量を確認するとともに、各部材については適切な経年管理が行われた良好な部品を準備します。
足場等からの墜落防止対策の強化を図るため、足場・架設通路及び作業構台からの墜落防止措置に関し、平成21年6月1日より、労働安全衛生規則の一部が改正されました。
足場の組立に際しての注意
敷地状況、建物の形状、移動式クレーンの能力、ジブの旋回半径等から足場の設置位置及び構造を決定し、足場計画を作成します。
事前に要望があった場合は、架空電線の絶縁用防護管の設置、仮設トイレの設置等必要に応じた仮設計画を作成します。
墜落防止措置
足場からの墜落を防止するため、足場は建築物の外壁位置と足場の作業床の端とができるだけ接近した位置となるよう設け、足場には手摺を設ける。
前手摺を設けることが困難な場合には作業員に安全帯を使用させる。又、建築物と足場の作業床との間隔は30cm以下とする。
建設業労働災害防止協会による「足場先行工法に関するガイドライン」が平成18年2月に一部改正されました。
危険性に対する安全対策
- 重機(クレーン)にて荷揚げする場合の資材の荷崩れを防ぐため、荷の結束の確認をする。
- 足場上への取込みの際は、安全な取込み場所を確保し介錯ロープを使用する。
- 足場上での集積は作業床と直角方向に集積する。
- 手渡しにて荷揚げする場合は、中間部に中継者を配置し、親綱の先行設置を確実に行う。
- 資材の落下を防ぐため、確実に声掛けを行い、資材の仮置きは通路の邪魔にならないように留意する。
又、 躯体間ネットの取付け、メッシュシートを貼る。
防音シートを貼る際は、重みによる転落を防ぐため、シートは連結せずに貼る。
~組立後の点検~
悪天候時又は足場の組立完了後には、設置した足場に異常がないか、以下について点検を実施します。
- 足場部材の損傷、取付けの状態
- 足場部材の緊結の状態
- 手摺の有無
- 脚部の沈下
- 控え等の補強材の取付状態
- 積載看板等がきちんと取り付けてあるかの確認



足場にはどんな危険性があるのか?

安全帯の取付け忘れによる転落
安全対策
- 安全帯を足場に取り付ける。
- 安全帯は2丁掛けを使用する。
- 昇降用階段を使用する

機材の転倒
安全対策
- 敷地状況・建物の形状を確認し、計画通りに設置されているかを確認する。
- 合図ミスによる接触事故を防ぐ。
- 脚部の滑動、沈下等がないかの点検を行う。
- 強風時での作業は控える。

足場上不要材によるつまずき、転落
安全対策
- 足場上の不要材は速やかに荷降ろしする。

資材運搬作業中の接触
安全対策
- 運行経路に危険箇所、障害物がないかを確認し、安全通路を確保する。
- 運搬する荷の状態、重心位置、重量の確認を行う。
- 段差箇所にはバリケードを設置し進入禁止措置を行う。
- 7km/h以下で走行し、急ハンドルはきらない。
足場の解体に際しての注意
解体作業に入る前に、壁つなぎ等の未設置による倒壊の恐れがないか、手摺等に不備がないかの事前確認を行います。
組立時と同様に、全員参加でのKYM活動・保護具の点検・作業員の体調確認などを行います。
解体作業時の安全対策
- 手摺、幅木を取り外す際、工具や資材落下を防ぐため工具に落下防止器具を取り付ける。
- メッシュシートを剥がす際は足場の解体層毎に剥がしていく。
- 重機にて集積資材に玉掛けする場合、玉掛け有資格者にて作業を行う。
- 合図用無線機の使用。
- 支柱、手摺は専用の集積枠に集積(900mm以下の手摺、ジャッキ等は専用パレットに集積する)
- ジャッキ、敷板の回収には足元を十分に確認し、敷板の釘じまいを確実に行う。


後始末作業

- トラック上の資材を整理する(過積載になっていないか注意)
- 立入禁止措置の解除
- 表示看板、バリケードの取外し
- 紐・ゴミの清掃