手すり先行工法




先行手摺工法による足場をご紹介します。
鳥栖市現場にて。1300㎡先行手摺工法
手すり先行工法の種類と特徴
手すり先行工法には、「手すり先送り方式」「手すり据置き方式」「手すり先行専用足場方式」の3方式があります。
手すり先送り方式
足場の最上層に作業床を取り付ける前に、最上層より一層下の作業床から、建わくの脚柱等に沿って上下スライド等が可能な先送り手すり機材を当該作業床の端となる箇所に先行して設置する方式であって、かつ、最上層の作業床を取り外すときは、当該作業床の端の先送り手すり機材を残置して行う方式です。
先送り手すり機材は、一般に足場の最上層のみに設置されます。
手すり据置き方式
足場の最上層に作業床を取り付ける前に、最上層より一層下の作業床上から、据置手すり機材を当該作業床の端となる箇所に先行して設置する方式であって、かつ、最上層の作業床を取り外すときは、当該作業床の端の据置手すり機材を残置して行う方式です。
据置手すり機材は、一般に足場の全層の片側溝面に設置されるものです。
手すり先行専用足場方式
鉄管足場用の部材及び附属金具の規格の適用除外が認められた枠組足場等(H型建てわく等)であって、足場の最上層に作業床を取り付ける前に、当該作業床の端となる箇所に、最上層より一層下の作業床上から手すりの機能を有する部材を設置することができ、かつ、最上層の作業床を取り外すときは、当該作業床の端に手すりの機能を有する部材を残置して行うことができる構造の手すり先行 専用のシステム足場による方式です。
専用の建わくと手すり枠の組み合わせによるタイプ、手すりが建わくと一体になっているタイプがあります。